1978-04-13 第84回国会 参議院 法務委員会 第7号
新宿騒乱事件のときに、いまの参議院議員の秦野君が騒擾罪適用に踏み切った。彼は警視総監だった。そうして検事と相談して騒擾罪適用ということで現場の警官がふるい立って一網打尽にした。 そのとき、現場の中村君にしても皆さんにしても恐らくそういうことを考えたと思うんだ、ぼくは。最高判断を仰ぐ浅沼君の所在についてとやかく言われても仕方がないような状態であったということ、私はそこから類推しているんですよ。
新宿騒乱事件のときに、いまの参議院議員の秦野君が騒擾罪適用に踏み切った。彼は警視総監だった。そうして検事と相談して騒擾罪適用ということで現場の警官がふるい立って一網打尽にした。 そのとき、現場の中村君にしても皆さんにしても恐らくそういうことを考えたと思うんだ、ぼくは。最高判断を仰ぐ浅沼君の所在についてとやかく言われても仕方がないような状態であったということ、私はそこから類推しているんですよ。
それはそれとして、そうすると、いわゆる新宿騒乱事件といわれている事件については、ほとんど起訴されていないわけですね。起訴された人が非常に少ない。また検挙された者も非常に少ない。
特に新宿騒乱事件——騒擾罰というのはたいへんな事件だと思いますけれども、この事件については百人も起訴されたということは聞いておりません。五十人起訴されたとも聞いておりません。証拠の問題もあったと思いますが、そういうようなことについて、起訴率がうんと高くなってきたということを一体どう理解したらいいのかということ。
こういうふうな問題をとらえて、それぞれまた学生がこれに反対闘争を展開するということも計画に載っておりまするし、ことしの前半では、先ほど申しましたように四月二十八日沖繩で、これにつきましては昨年の十月二十一日のいわゆる国際反戦デー、例の新宿騒乱を起こした日でございますけれども、その一〇・二一の三倍の規模で闘争を組む、こういうふうに彼らは公言をいたしております。